アロマ

 人は、匂いによって、かなり脳が刺激される。

 新生児は、母親の母乳をかぎ分けるというから、その能力は、生命維持には欠かせないものであり、もっとも、失われにくい能力でもある。

 また、最近では、記憶野が嗅覚を司る部位と近接しており、匂いにより、記憶力が改善する報告もある。

 匂いにより、気分転換やリラックス効果があるのではないかと、試してみた結果が以下である。

 

 「グレープフルーツオイル」    リフレッシュ効果:★★★★☆   リラックス効果:★★★☆☆   

 これは、あまり知られていないかもしれないが、グレープフルーツには、坑鬱効果がある。この匂いを嗅ぐだけで、リラックスとともに、リフレッシュでき、頭がリセットできる。効果は、30分前後と思われるが、アロマの利点として、ハンカチなどに、匂いをつけておけば、持続的に効果が得られる点である。オーガニックではない点が、気になる所であるが、効果が、実感できる商品である。


 「カモミール」 入浴剤       リフレッシュ効果:★★★★☆   リラックス効果:★★☆☆☆

 カモミールは、入浴剤として、利用するのが良い。りんごの様な香りが特徴で、気分をリセットしてくれる。私自身、ハーブを何種類も育てていたが、比較的育て易い部類(というより、ハーブ全体が、初心者向けであるが)であり、プランターなどに育てて、刈り取ったものを生か乾燥させて用いると良い。生の場合、嵩張るので、洗濯ネットなどに入れて、利用すると良い。横着して、そのまま入れると、浴槽がえらい事になるので注意。


 「ハッカ油」         リフレッシュ効果:★★★★★    リラックス効果:☆☆☆☆☆

 さて、アロマという部類にはいるのかどうか疑問であるが、ハッカ油を最後に挙げる。ハッカ油は、メントールが主成分で、食品などにも食用のものが多く用いられている。強烈なリフレッシュ効果を期待するのであれば、一度使ってみてほしい。しかし、使い方を誤ると、シップ薬の匂いが、部屋に充満し、気分が悪くなるので注意してほしい。ハンカチに、一滴で十分である。余談ではあるが、「探偵ナイトスクープ」で、アイヌの涙として、極寒入浴剤として紹介されていたものと主成分は同じである。10ミリリットルほど入れると、お湯が寒いという不思議な感覚を味わえる。が、お勧めしない。