医薬品

 サプリメントが、病気三歩手前の人に気軽に利用して欲しいものであるが、不安に対して効果が謳われる医薬品(市販薬)もあり、こちらは、医薬品であるため、病気一歩手前か、発症早期に用いる事をお勧めする。様々な医薬品があるが、効果には個人差は大きいものの、医薬品としての効能が謳われている以上、なんらかの効果が期待できる。

 注:医薬品について、紹介をしていますが、購入に関しては、自己責任にて行ってください。下記は、飽くまで、私が用いた際の感想になります。


  「メラトニン」3mg     リラックス効果:★★★★☆    催眠作用:★★★☆☆     持続性:★☆☆☆☆

 メラトニンは、体内で普通に生成されている物質であるため、メラトニン製剤として、特許をとる事はできず、メラトニン作動薬「ロゼレム錠」が唯一、処方薬として認可されています。、私が調べた所でも、入眠の改善、リラックス効果、坑酸化作用、坑がん作用について研究されており、効果があるとしているものもあります。一方、鬱を悪化させるとした研究もあります。有用であろうと思われるメラトニンですが、製品化した所で、利益にならない事から、製剤化されておらず、個人輸入をするしか手に入れる方法はありません。(アメリカでは、健康補助食品で、安価で作られています) 服用量は、1mgでも効果がある方もおられ、半分に割るなどして服用すると良いでしょう。ホルモンですから、多量に摂取した所で、尿として排出されるため、多く摂っても効果が高くなるものではありませんでした。


 「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」    リラックス効果:★☆☆☆☆   坑不安作用:★★☆☆☆

 ツムラの漢方薬です。体力が中程度以上で、精神不安による不眠や神経症に効果があります。漢方薬ですので、2,3週間続けて飲む必要があります。サプリメントのハーブよりは、飲み易く、漢方特有のにおいさえ我慢できれば、胃腸の不調も起こさず、続けることができます。続けることで、動悸が減ったように思います。リラックスというよりは、体調が整って、心身ともに安定するイメージです。体力中程度以下の方は、「桂枝加竜骨牡蠣湯」をご検討ください。(こっちは使った事がありません)。体力の判断は、体格ががっしりしており、血流が良い場合は、中程度以上。胃腸が弱く、冷え性である場合は、中程度以下を目安にしてください。


 「ウット」     リラックス効果:★★☆☆☆    催眠効果:★★★☆☆      

 市販の鎮静剤です。昔、用いられてきた催眠鎮静薬のブロムバレリル尿素を含有しています。リスロンという薬が、この成分単剤であったため、中毒を起こす者が多かった。しかし、私も使ってみて分かるのだが、OD向きの薬ではない。というのも、他に、解熱鎮痛成分とドリエルの主成分である坑ヒスタミン成分が含まれている為、多量に飲んだとしても、気分が悪くなるだけである。また、値段も高い。用法用量を守って、服用すれば、個人的には、ドリエルを超える催眠鎮痛剤といえると思う。